2014/11/28

福島交通軌道線1115号









2014/05製作。売却済み
1114号と同様の3Dプリントによる作品。
※同等品をWhiteDog工房様に提供しました。

今回から車体全体を作図する方式に変更した。1114の時と同様に地平面に横断面をスケッチしてプルで立体化する。

屋根のRを削ぎ落としの方法で作成する。
屋根の隣に作った立体の側面にカーブをスケッチし、その上半分を選択した後プル機能を選択。

選択した面を手前にぐいっと引っ張る。

反対側に回転させ、そこにスケッチしたカーブの上半分の面を選択、


押し込んでやると屋根が削ぎ落とされてRができあがる。

肩の丸みはフィレットという機能で丸める。まず肩のエッジを選択(エッジがオレンジ色になる)し、プル機能を選択。

画面左下のオプションから「フィレット」のアイコンをクリック。


エッジを押し込んでやると丸まり始めるので、キーボードで半径を入力してマウスから手を離し、リターンキーを押すと入力した半径でRができあがる。

この当時はまだブレンド機能の使い方がわからなかったので、おでこもフィレットで丸めた。
スケッチとプルを繰り返して車体中央をくりぬき、窓の穴を開けたりドアをへこませたりする。
シルヘッダーなどのディテールを追加する。


床下機器の作成。排障器は1114号のデータから持ってきて使い回した。


車体を板状に分離して出力用のデータを整え、STL形式で保存。

1114号の時はインターカルチャーに頼んだが、今回はDMMに頼んでみた。
表面のスジはこっちの方が少ないようだが、全身油まみれになっているので洗浄が必要。

油はグリス状のもので、救助網の目に大量に詰まっている。
この油の除去が結構面倒で、ぬるま湯では不完全、薄め液とツールクリーナーはきれいに落とすことができた。ただし、ツールクリーナーは長時間漬けるとクラックが入って脆くなり、

こんな風にぐにゃぐにゃになるので注意。
この車体はボツになって再度出力する羽目になったorz

このように反った状態で出力されてくることが多い。お湯につけたりドライヤーで加熱したりして補正しても、数時間経つとまた反ってくる。組み立て時に内側から流し込む瞬間接着剤が固まるときに収縮して、この反りをうまい具合に補正してくれるので特に問題は無かった。

※組み立てはゴム系接着剤で仮止めの後瞬間接着剤の流し込み接着で行い、サーフェーサーを吹いて水研ぎ、塗装、パーツ取り付けと続くが、この後の工程は写真が残っていないので割愛。ごめん。

2014/11/27

福島交通軌道線1114号


1/80はこちら
2014/03製作。初の3Dプリント出力による作品。
※これの改良版(おでこのロフト成形)をWhiteDog工房様に提供しました。





CADはDesignSpark Mechanical というフリーのものを使用。3DCADはガイガーカウンターのガワを設計するのに始めたので電子工作用のこれを使っているのだが、他のフリー3DCADでも同じようなものを作れると思う。ただ、有名な123Dは作業中に落ちまくって不安定だったので使えなかった。
なお、まだ作図になれていなかったので、後の作品とは作図方法が異なっている。
最初に地平面に車体前半分の横断面をスケッチ。

スケッチしたら3Dモードに戻る。自動で平面に変換される。



プル機能で平面を押しだし、立体にする。


屋根は別に作図。
肩の部分はプル機能のオプションのフィレットで角を丸める。この当時はまだブレンド(ロフト)の使い方がわからなかったのでおでこもフィレットで丸めているので丸みが足りない。

側面に窓をスケッチし、それをプル機能で押し出すと穴を開けたりへこましたりできる。



前面のカーブには穴を開けられなかったので、いったん削ぎ落とした後、底面にスケッチした断面を上に押し出しながら作成した。


前面裾の切り欠きは、横にスケッチした平面を押し出してぶち抜く方法で成形。


屋根上のベンチレーターなどは曲面上に直接作図できないので、空間上に作成してからスライドさせて取り付け。


半分だけできあがったものをコピーし、180°回転させて接合。
完成・・・と思ったら側面窓1枚足りなかったorz


窓1枚増やして扉間10枚に修正後、排障器や台車枠を作成、キット状に分離、ランナーでつないだ。
※データが1つの立体として閉じてないと受け付けてくれない業者の場合このようにする。ばらばらのパーツでも受け付けてくれる場合はランナーでつなぐ必要は無いが、台車枠とか床下機器などは無くならないようにつないでおいた方がいい。
これをSTL形式で保存して出力業者に送ると、

こんな状態で送られてくる。表面には結構スジが多い。
垂直面はもっと深いスジができるので、車体の一体出力は表面処理が難しくなりそうだ。


業者の方ではアクリルと言っているのだが、アクリル用の接着剤が全く利かないので瞬間接着剤で組み立てた。CADでうまく作図できなかったおでこはやすりで削って正規の形に整形。サーフェーサーを吹き付け#800のサンドペーパーで水研ぎし、表面のスジを消す。


塗装して足回りを組み込んで完成。


動力は例によってKATOの小型車両動力を内側軸受けに改造したものを組み込んでる。
付随台車のボルスター部分を3Dプリントで出力するようにしたので組み立て精度が上がって転がりがよくなった。