2015/05/06

PC-9801F : Cバス複合ボード作成×GA-1280A搭載

GA-1280AというDOSで使えるグラフィックアクセラレータボードが手に入ったので、Fに取り付けて高解像度表示ができるようになるか試してみることにした。
このボードを刺すCバス拡張スロットは4本全部既に埋まっているので、1本抜くか、または2枚のボードを1枚にまとめる改造をして1本分を空けるかしないと刺すことができない。現状では
#1:増設メモリ
#2:SCSI
#3:マウス
#4:FDDインターフェース
という状態。どれかを抜いてしまうといろいろ支障を来すので複合ボードを作って1本空けるしかないという結論に。

複合ボードの製作開始。背面にコネクタがなく薄いEMSメモリボードをSCSIボードと合体させることにした。


ベースにするSCSIボード。B55U-BMNという型番らしきものが印刷されているがメーカーなどは不明。98JUNK.DOCに「B55BMN」という似た型番のものの設定が載っているが、ジャンパピンの数が異なる(6つある)。ディップスイッチの設定はたぶん他の55系SCSIボードと同じだと思う。(IF-2761と同じ設定にしてみたら正常に動いているようだ)
 
ベースボードにできるのは、このようにエッジコネクタのすべてのピンに金メッキがされていて、そこからパターンがつながったスルーホールが100ピン分用意されているものに限られるので探すのに苦労した。

 ベースボードに立てる2.54mmピッチ100pinピンヘッダ。

SCSIボードのスルーホールにピンヘッダを刺す。

ボードの裏でハンダ付けして固定する。これでベースボード側の改造は終わり。

EMSボードは今まで使っていたEMJ-4000よりも薄く大容量のEMJ-8000Sを新規調達した。

SCSIボードと合体させるので、拡張スロット入り口で引っかからないようにボード周囲をパターンぎりぎりの位置まで削り込む。エッジコネクタも若干削っておいた。

2枚のボードを繋ぐケーブルを作成する。
古いナローSCSI用の内蔵フラットケーブルが50pinでコネクタ付きなのでちょうどいいんだが、なかなか手に入らなくなっているので自作した。50pinコネクタが手に入らなかったので40pinと60pinの組み合わせで対応する。
コネクタは足を外側に90度折り曲げて、そこにリード線をハンダ付けした。リード線はEMSボードのエッジコネクタの金メッキピンの位置に対応する箇所だけでいいので、67本で済んだ。

リード線のハンダ付けが終わったら、ピンの露出している位置に絶縁のため塩ビ板を両面テープで貼り付け、
コネクタ表側のリード線が出てる付け根の部分にホットボンドをしっかりと盛ってリード線を固定し、断線を防止する。

できあがったケーブルをEMSボードのエッジコネクタにハンダ付けする。エッジコネクタ側もホットボンドを盛ってリード線を固定し断線を防止する。

ベースボードに接続して、
(※EMSボードの裏は全面にビニールシートを貼って絶縁処理しておいた)

折りたためば自家製複合ボードの完成。
EMSって書いてあるのに背面からSCSIコネクタが出てる気持ち悪いボードだw

拡張スロットに挿入する。#3に刺した(黄色の枠で囲ったのがそれ)
コネクタの背が意外と高さがあり、EMSボードが斜めになってしまって格好悪い。

2枚のボードを繋いでるケーブルはライザーボードのコネクタの間に窮屈そうに収まっている。

本体背面から。
#1:GA-1280A(グラフィックアクセラレータ)
#2:MK-1500(マウス)
#3:EMJ-8000S(EMS)+B55U-BMN(SCSI)
#4:PC98M11-mk2(FDDインターフェース)
4枚刺しに見えて実は5枚刺しである。


起動させてみた。
SCSI接続のHDDからちゃんと立ち上がり、EMSドライバが搭載メモリ量をカウントしてるので複合ボードは正常に動作しているようだ。結構いい加減な改造だったけど成功のようだw


GA-1280Aのテスト。
ボード付属のドライバディスクの2枚目に、C言語で叩くライブラリ一式とデモプログラムが入っているのでデモプログラムを動作させてみた。
GAINIT(DOS用ドライバ)は1024x768のモードで組み込んだ。ディスプレイは1280x1024対応なんだけど、そのモードでドライバを常駐させると信号がOUT OF RANGEとなってしまう。

Fのグラフィックは元々8色表示しかできないんだけど、高解像度多色表示できるんだね。
このボードに対応してるエロいゲームがあるんだけど、あれ動くかなあ? 今度はマウスと音源の複合ボード作らなきゃならないな。


2015/03/15

DKU373-511

Digital Equipment製のSCSI-HDD。1GB。
NEC向けのOEM品で、PC-9821Xt/C10WやSV-98model2などの'94~'95年頃の上位機種に搭載された。ベンダネームは「nEC」を返す。DKU373と言う型番はおそらくNECが付けたもので、元の製品の型番がわからないのでデータシートを探し出すことができないのが残念。

オクに出ていたので、あの起動音をもう一度聞いてみたくなって落札した。届いたので早速PC-9801Fに繋いであるPC-HD040Lの中身と差し替えて動かしてみた。


「バシッ」とか「カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ・・・」とか、壊れてるんじゃないかと思うほど起動音が賑やかすぎるw

2015/03/05

福島交通軌道線1116号


2015.01製作。3Dプリント。売却済み
2016-12-26再製作。前面ライト類一体成形/続行札差モールド追加/ヘッドライト点灯化。
点灯化の詳細はこのページ一番下にあります。

1115号と同型だが、ドアが1枚引き戸に改造されている。
※2016/07/14 : 3Dデータ公開。下の方にスクロールしていくとダウンロードのリンクあります。











以前作った1115号のデータを1枚扉に変更して転用した。あの頃はまだブレンドで曲面作れなかったので、屋根のおでこはフィレットでおおざっぱに設計し、出力品をヤスリで整えていたが、今回はちゃんとフレンドでおでこを作り直した。

きれいな曲面に仕上がった。


ボディは1枚引き戸化し、運転台横の窓部分の幅も変更している。

3Dデータのダウンロードはこちらから↓
https://drive.google.com/file/d/0BwymyJya36oEejl3WFpFZ2JlbE0/view?usp=sharing
クリックするとダウンロードページに進みます。画面右上端にある下向き矢印をクリックするとダウンロードできます。
内容:
1116model03.rsdoc : Designspark Mechanicalの元データ。弄る場合はこれ。
1116model03.stl : 出力後のSTLデータ。3Dプリント業者に頼む場合はこれ。
ヘッドライトとテールライトは銀河のN912(旧型国電切妻用100W) 使用

※16/12/29新データ追加

https://drive.google.com/file/d/0BwymyJya36oEckpjTXVfd2MxcTA/view?usp=sharing
ヘッドライトとテールライトを前面パーツに一体モールドしてあります。レンズパーツも付属。
レンズパーツが若干大きめなので、取り付けの際に車体側の穴を精密ヤスリで削って広げなければなりません。すんません。


出力品の送られてきた直後の状態。
このように大量の油が付着しているので、前処理として洗い流す必要がある。


まず食器用洗剤を溶かしたぬるま湯につけて軽く洗う。


この程度まで落とせるが、まだ完璧ではないので


塗料用薄め液を用意し、


刺激臭に耐えながら筆でまでえに洗い流し、


このように白っぽくなれば洗浄完了。
なお、ツールクリーナーで高速に洗い流すこともできるがクラックが入り脆くなるのでやめた方がいいかもしれない。



組み立て前に薄くサーフェーサーを吹き付け(半透明のままだと位置決めがしづらいので)、

箱組み。
ゴム系接着剤(Gクリアー)で仮止めしてから、瞬間接着剤を流し込んだ後硬化剤を吹き付け完全に接着する。


隙間に瓶詰めサーフェーサーを原液のまま筆で塗布し、継ぎ目を消す。


全体にサーフェーサーを吹き、#1500の耐水紙やすりで表面を整えた後、窓周りの色(タン)を吹き付ける。

窓周りをマスキングし、


青を吹き付け、屋根のグレーを吹き付けたらあらかじめ作成しておいた標記類のデカールを貼って半艶クリアーで仕上げる。
この青色はGM青22号に白を混ぜて調色したもの。


この車両は幅が極端に狭く鉄コレ用の動力が使えないので、KATOの小型車両動力を幅つめ×内側軸受け化して組み込む。

ばらばらに分解する。車軸も分離する。


車輪の先端のピボット軸を切り落とす。非常に硬いステンレス鋼製なので、この「喰い切り」というニッパーを使う。


ピボット軸を挟んでぐいっと押し切ると

先っぽが切断される。若干車輪側に軸が残るので


リューターに付けたダイヤモンドピットで大まかに削り、


ダイヤモンドヤスリでさらに削り込み、



#400-#800の耐水紙やすりで表面をなめらかにする。


軸受け兼集電板になっていた銅製のパーツは、車輪の内側に持ってくるのでピボット軸受けの部分を1.1mmドリルで貫通させる。この集電板を保持する部材も3Dプリントで作成した。

集電板の端にリード線をハンダ付けする。


シャーシを幅11mmになるように加工する。


モーターカバーも同様に幅つめする。


軸パーツは集電板の厚みの分だけ両端をカットして短縮する。


軸パーツでバックゲージを保持できなくなるので、3Dプリントで2.3mm長のスペーサーを作成した。


付随台車の組み立て。まず片側の車輪に集電板を通して軸パーツを嵌め、軸パーツ内にスペーサーを入れ、


もう一方の集電板と車輪を差し込む。


動力台車の組み立て。集電板に保持部材を接着し、


保持部材に作ってある突起をギヤボックスの隙間にはめ込んで固定する。



付随台車と同じ要領で、集電板を車輪と軸パーツで挟むように組み立てる。


これで両台車が完成。


シャーシに組み込み、モーターとシャフトを組み立てる。
リード線はハンダ付けすると後で分解できなくなるので、細いリード線を巻き付ける方法で接続している。



動力完成。
あとはこれを車体に組み込んで完成である。

(16/12/29追加)
新データはヘッドライトが一体で穴を貫通させてあるので、LEDでヘッドライトを点灯式にしてみた。
1608というサイズの超小型チップLEDを使用。
ここまで小さいとさすがに半田付けが難しい。配線に「ポリウレタン銅線」というものを使ってる人が多いんだけど、あれは被覆が溶けるまで結構時間が掛かる上に単線で硬くてすぐ折れてしまい、扱いづらかったので普通の耐熱被覆導線にした。 被覆を剥く手間がかかるけど、芯線は撚り線なので曲げても折れにくく、今回のような狭い場所に組み込む配線にはこっちの方がいいのかもしれない。



元々はこのように台車からの配線のところに細いリード線でぐるぐる巻きにしてダイオードと抵抗の棒を接続したのだが、この部分に束になっている線が多くて隙間が生じ接触不良になってガクガクした走りになってしまった。原因がわかるまで3日ほど悪戦苦闘したw
修理の際の分解ができなくなるが、接続部をハンダ付けに変更してようやくまともに走るようになった。